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この頭痛は、きっと歴史のせいだ

イスラエルエルサレムにやってきました。たまのアラームを今日はしっかりセットして、7時発のバスに遅れないようにタクシーへ。当日で10JODのチケットを購入、近くでパンとコーヒーを買って乗車。ヨルダンのコーヒーは生姜が効いていて、温まるのか、冷えるのかよくわかりません。それに挽いた豆が下に沈殿しているので、最後の方は飲むのが難しくなる。これは今までいった国に共通して、速度を守らせるために頻繁に道路にボコが作られています。ここには特に頻繁に設けられていて、紙コップのコーヒーは持っているのも大変でした。日本にもありますが、そんなに多くはないように思います。運転モラルもきっと日本はトップクラス。ヨルダンの運転は本当にひどいもので、ウィンカーも使わないのでもうないのと一緒、せっかくの綺麗に引かれた車線も守られない。それでいてサイドミラーをすら見ないようなこともあって、何度もヒヤヒヤさせられます。「左側にいくけど、ぶつかってくるなよ。目くらい着いてんだろ。」とでも言わんばかりにドライバーは道路を蛇行で進み、事故直前といった状況は茶飯事です。こういうことって変わらないのかな。


地図を見ていただければヨルダンイスラエルも大きな国ではなく、縦長で横に並んでいる両国。ボーダーのキングフセイン着くまでも1時間とかかりませんでした。わかりにくさはあったものの、無事にヨルダンの出国審査を済ませ、再びバスに乗って向かうわ「世界一めんどくさい」と言われるイスラエルの入国審査。建物自体はさすがに綺麗なところでしたが、テーマパークの入り口のように長い列ができている。セクションはトータル4つ、軽い確認と荷物を預ける作業。同じように簡単な確認を済ませ、空港のようなゲートをくぐる。この最初の3つで引っかかるようなことは、よっぽどの事情がない限りないと思います。そして最後に立ちはだかる難関、厳格な入国審査。4列ほどに別れて並び、自分のところは笑顔の素敵で優しそうなおばさん。これは意図的に選びました。他はどうも聞き分けの悪そうな顔をしていたので。見ていると何分も質問を繰り返され、なかなか通してもらえない人々。中には待っていろと言われて引き返す人の姿もありました。いざ自分の番になって、緊張しながらも出来る限り印象のいいように接客時のような笑顔を。準備もしっかりしてあって、質問にも難なく答える「これはいける」と思った矢先、言われたのは「問題ないけど、ちょっと待ってて」スムーズな入国は失敗しました。


時間は他の人よりもかなり短く、疑われるようなこともなかったのに、どうして。それでもちょっとという言葉を信じて待つ他ない、結局2時間ほどかかりました。実は僕の2人前の方も日本人で英語が通じず待機を喰らっていました。待った果てににスタッフと話して感じたのは、どうやらその人の同行者と思われ一緒に待たせるとなったみたいです。入念な追加質問も僕だけがされ、大丈夫とわかるともう1人の日本人の方は何を聞かれることもなく追加。待ち時間は日本語も話せたので、そう苦もなく、親切に無料Wi-Fiも飛んでいました。数人、別室に連れていかれているのも目撃していたので、比べればだいぶマシ。バスから同じで仲良くなったブロンドの綺麗なお姉さんも連れていかれて、再会を果たすことができませんでした。お互い越えた喜びのハグなんて、まあないか。朝早く出ていたので、これだけ待っても終わった頃はまだ昼でした。すでに夕方の疲労感。


イスラエルに入国。アンマンから少し移動しただけですが、この国はただそこにいるという事実だけで、特別な気持ちを覚えました。僕の中で、世界でも特殊で膨大な事象を抱えている国だというイメージを持っていたからだと思います。「イスラエルに来たんだな」、そんな簡単な事実から、人生で最も抽象的な感動を味わう。10人の定員に達し次第発車という乗合タクシー、1300円ほどでエルサレムへ。街並みとともに、売られているものもアラブ世界より数段質の高さが感じ取られます。それと併行して、物価、笑えません。昨日までは100円もかからなかった2lの水も300円。マルボロは1000円します。人種と宗教が混在し、他に類をみない独自の空間、世界遺産、旧市街。壁に覆われたそう広くはない敷地には、嘆きの壁聖墳墓教会、岩のドームといった今の世界を創り上げてきたものがひしめき合っています。この歴史を語れば錚々たる歴史上の人物たちが、次から次へと登場してくる。ダマスカス門から入り迷路のような街の中、隙間なく並べられた石畳。初めて生で見る敬虔なユダヤ教徒とその装束。一歩足を踏み入れると、外の世界とは全く雰囲気を変え、その一部となったように。呼吸が浅くなるような、神聖さを感じずにはいられません。


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今日はその壁の中にあるホステルに泊まっています。ザンジバルのストーンタウン同様、遺産の中で行われる寝食。世界中のたくさんの人が崇める場所のすぐそばにいるんです。そんなホステルは2段ベッドが6台の12人部屋。男女共用の空間で、僕のベッドの前には水色のパンティが落ちている。非日常こそが旅の醍醐味です。出発当初はざらにあったこんな光景もなんだか久しぶりです。当時の慣れもどこかにいってしまったみたいで、少し落ち着かない。これだけ広い部屋に泊まってのは、ザンビアのビクトリアの滝以来だと記憶してます。そこから年末にかけてはバックパッカーが減るのか、1人でドミトリーを使うようなこともありました。ケニアでのホームステイから、また速度を増したエジプト、ヨルダンと多くて5人。アラブ圏では性別ごとに分かれているのが基本だったので、こんなところにも文化が現れるみたいです。


1日で回りきれるか、足が棒になるまで歩いてこようと思います。とりあえずどこかで地図を調達しなけりゃ、絶対に迷子になるから。世界遺産で迷子って、まあそれだけでも十分だけど。