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インドは広かった、大きかった

 晴れ間が見えてきた。無数の水滴が光を浴びて光る。雨が降りました。何ら不思議なことではないけれど、僕にとっては2017年初めての雨。もう気がつけば4月にいて、単純計算100日以上、10ヶ国の違った大地にいながら、無縁のものになっていた。ご無沙汰です。最後は確かザンビアだったはず。梅雨を楽しめるだけの心の大きさはありませんが、時間のおかげ。とても綺麗なものですね。起きた時にはすでに降っていたので、寝泊まりだけのゲストハウスには、ドミトリーもたくさん、多くの人が泊まっている。同じ考えを共有して、出かけるのをやめた人でカフェのスペースはかなり人口密度が高い。途中弱くなった隙に出かけたりもしたけれど、夕方まで黒い雲は僕らの頭上に居座った。

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 この間していたことといえば、スマホと地図、メモ帳を手元に予定を組む。これがかなり難しい作業になって、まだ決められていないことはたくさんあります。当然これから先進国と呼ばれる、きっとハイテクに満ちた所にいきますが、これまでとは比べものにならないほど、何をするにも価格がネックになる。染み付いた金銭感覚では、もう恐ろしいくらい。それに人気もあって、1ヶ月先のこのでも安い宿は埋まっていたりする。まあ日本で考えてみれば1000円で宿泊なんて、カプセルホテル以外ほとんど不可能に近い。それと同じことですね。前日に決めた予定も、かなりすんなり進んでくれたことで、計画性は培ってこなかった。いろんなチケットは当然早くとったほうがお得だけれど、それ通りに事が運ぶ、色々な要素を頭が処理できているのかは自信がありません。それに先の感情はわからないから、チケットの確定ボタンを押すことには怖さもある。どこかで必ずしなければならないことだったので、考える余裕をくれるリシケシに来たことは正解でした。やってこなかったからこそ、緻密に考える必要を求められたからこそ、もしこれがうまくいったら、嬉しいだろうなというのもわかる。結局3日がかりで考えをまとめ、7つのフライトを予約しました。本当に順調にいってくれますように。ちなみに帰国日も決めましたよ。

 自分でもちょっと大丈夫なのか、というような日程になりましたが、体力を振り絞っていきたいと思います。飛行機以外のところは簡単に変えられるので力まずに。途中悩んで変更を重ねましたが、四大陸周遊は果たせそうです。帰ったら日本食の反動で太るのは目に見えているので、少しばかり痩せても、まあパーくらいになるでしょう。今晩から2日間、僕は宿無しです。この後デリーへの夜行バス。明日、正確には明後日の朝4時の飛行機でイスタンブールへ入ります。ということで、これがインドでの最後の投稿になります。25日間経ってみれば瞬く間。腹痛や鼻水に悩みながら7箇所を巡りました。インドは広く、大きくて、行きたかった南へは時間が許さず、全く異世界の中で揉まれてた。より自分をタフに、あらゆるものへの耐える力を与えてくれた気がします。都市部にはもう2度と行かなくてもいいけれど、溢れんばかりの歴史を持った国、完璧に知るには旅の全てをここに捧げる必要があったかもしれません。噂ほど人に騙されたりということは少なくて、さほど悪いイメージはないのですが、彼らが当たり前とするマナーと僕の普通との隔たりは大きく、苦しめられました。また来ることがあるならば、きっとかなり追い込まれた状況。四方が行き止まりになった時、僕はこのカオスに救いを求めるかもしれない。何でもたちどころ、どうでもよくさせてくれるかな。

 一度は晴れ間も見ましたが、この3日間天気が悪い日が続いて。最終日はこれでもかと言わんばかりの雷に襲われています。昨日の胸にしみる夕陽は今日の天気を約束してくれているような気がしていましたが、そんなことはなかった。今の僕の頭の中はこれでもしっかりバスは走るのかということだけです。デリーに着けなければ、飛行機さえ逃しかねないので。強い風にルーフトップカフェの安く軽い椅子たちは四方八方に散らばってしまいました。山と雷、この組み合わせの恐ろしさもしばらく頭から離れていて、いや本当に大丈夫かしら。大雨まで降り始め、出発を1時間前。変わりがちな天気が僕の味方をしてくれること、祈るしかありません。

 そんなわけで、ヨガ、瞑想に励むこともなくリシケシでの日々は終わります。あまりにもそんな場所がありすぎて、選ぶ気にもならなかったというのが正直なところ。宿も清潔感があり、居心地がよかったので、あまり外にも出ていません。ここにはインド人と白人しかおらず、東アジアバンザイと盛り上がれる相手もいませんでした。ここに引き寄せられるような人は、やっぱりルックスからディープそう。日本人の旅行者は大抵、学生であるか、職を辞してきたか。世界旅行となると、ワーキングホリデーをし、貯めたお金でそのままという人が多いように思います。学生で休学してというのは、3人しか出会っていません。これから僕は彼らの本拠地へ。宿にはどんな人たちが待っているのか、まったくわからない。ヨーロッパ内でも、旅をする人がたくさんいるのだろうか。また新たな環境を楽しんでいきたい。間違いなく今までより衛生的な綺麗さは待ってくれているはずだから。1000円以下、時には170円ほどで一泊できるこの環境は、そういう面ではかなり名残惜しくはあります。

 「お前ネパール人だろ」。話したインド人たちによく間違われました。1度や2度ではありません。何が彼らにそう思わせたのか、自分ではまったくわからないのですが、それだけ日本人から離れていっているということでしょうか。複雑な心境ですが、よしとします。過去に見たネパールの人々はイケメンが多いという印象だったので。ここはポジティブに。

 これで13ヶ国目、インドは終わります。終わるはずです。ここからはかなり頻繁に国が変わると思います。ブログも次々に舞台を変えていくので待っていてください。そして、俺はまだ死んでないぜ。