座っているベンチから地面を見下ろすと大きな蟻がたった一匹で穴を掘っている。サイズからしてきっと女王蟻だ。休むことなく少しずつ着実に、深く深く進んでいく。ゴマ粒ほどもない砂の塊を潜っては運びだすことを繰り返すその姿はすごく健気だ。「本来なら…
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