アフリカの終わり

今日は朝から昨日知り合ったジョージの車に乗せてもらい、cape pointとcape of good hope みなさんご存知の喜望峰へ行ってきました。

ケープタウンから車で飛ばすこと1時間弱。どちらもテーブルマウンテン国立公園の中にあり、入場料として2000円ほど取られました。

喜望峰は有名ですが、ケープポイントとはアフリカ大陸最南端の地点のこと。車を降りてから坂と階段を30分ほど登り灯台のある頂上に到着。ジョージがしきりに言っていました。これが「end of Africa」だと。その圧倒的なスケール、背景にある歴史。僕はこういうことのために旅に出たんだなと到着2日目にして思わされる。「うわーなんかすごいところにいる。」と思いました。

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皆さんが思っていたのと違うかもしれません。僕の想像とは違いました。これが喜望峰です。中学時代から教科書の上で見てきた文字と実際の景色が重なった瞬間でした。バルトロメウ・ディアスはこの景色を海から見て「嵐の岬」と名付けました。その時どんなことを思ったのだろうかなんて考えてみたり。本当に来てよかったです。写真の左側にそびえ立つ岩山も登れるようになっていましたが、残存体力の問題で断念。いやもう十分でした。

旅に出た目的はとてもシンプルですが、第一にできるだけ多くのものを自分の目で見たいという思いからでした。こういう胸の奥から震えるような風景があとどれくらい見られるのか。まだ到着して間もないのに関わらず、すでに1週間ほど経過したような気がします。嬉しいような、恐ろしいような。

思いました。世界共通の標準時こそあれ、国が変われば、広い国だと同じ国内でも違う時間が流れています。それに同時に朝日が昇り夕日が暮れる場所なんて2つとないんだから。日常では拘束力のある時間というものも大したものじゃないのかなって。帰国後はこれを遅刻の言い訳にします。

14時ごろにホテルに帰って来てからは、昨日と同じ大西洋を望む海辺でビール。本当にすみません。観光地と言えど、この時間に1人で飲んでる人は他におらず。これはもしかしたら社会的にダメなのかと思いつつ満喫させてもらいました。ただこんなことができるのも今のうちだけだろうという覚悟もあります。

素晴らしい街であるのは間違いない、ここケープタウンですが、今回の旅では長居できるような場所ではありません。リゾート地で物価が高いんです。そしてこういうものばかりを見にきたわけではありません。

親切な運転手ジョージにお願いして、明日の黄熱病のワクチン接種を予約してもらいました。これが南アフリカから旅を始めた一番の理由です。日本で受けそびれた予防接種をアフリカでもある程度安心できる国で打ちたい。明後日には次の街へ移動しようと思います。

明日はいろんな意味で怖いアフリカで受ける注射と闘ってきます。
それではおやすみなさい。

追記
本当はもっと写真もアップしたいのですが、Wi-Fiが弱いせいかなかなか上げることができなくて残念です。