【ジーザス・クライスト】の意味・用法

Jesus Christ
[名詞]イエス・キリスト
(俗語)驚き、怒りを表す


用法1
ジンバブエに向かう18時のbusにのるため、17時前にチェックイン。感じのいい係員にチケットとパスポートを渡し手続き完了。「座席番号2番」を告げられる。予定時刻を過ぎてもあたりまえのように来ないバスに、あたりまえのようにまたされ。やっとのことでバスに乗り、座席に座っていると男の人がやってきて自分も2番だと言う。一緒に降りて係員に確認するがたらい回しにされ、結局チェックイン審査の男性のところに戻る。2番と確実に言われて、チケットにもそう書いてあるのに「お前は23番だ」と言われる。多少呆れはしたがこれで万事解決と向かった23番にはすでに女の人が座っているのである。再び降りて車掌に言うと、とりあえず乗ってくれということだったので従ってみる。途方にくれた僕は2階建てバスの上階で立ったままでいると、バスは無慈悲に走り出す。「ジーザス・クライスト!」


用法2
ジンバブエに向かうバスに乗るために17時前に駅に到着。現金をランドで引き下ろし、次の国ではUS ドルが主流なため換金所へ。しかしすでに営業時間は終了していた。諦めてバスに乗り込む。ふと思い、走り出した車内でジンバブエの入国要項を確かめてみる。そこにははっきりと30ドルが必要と書かれている。そして僕の財布の中にあるのはランドだけ。やっと手に入れた座席でくつろいだ束の間、「ジーザス・クライスト!」


英語に慣れてきてこんな表現もつかえるようになりした、というような悠長なことを言いたいわけではありません。これはどちらも本当にあった、2に関しては進行形で起こっている怖い話です。ドルが必要なのは以前調べてはいましたが、ヨハネスブルグの緊張感の中で抜け落ちてしまっていました。バスは確実にジンバブエとの国境へ決して止まらない深夜行。話が通じなければ入国拒否ということになるのでしょうか?陸路の強制送還とは?思わぬところで出くわした最大のピンチ。どうするの、俺?どうなっちゃうの?
(続く)