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進めなまけもの

救急車や消防車のサイレンは苦手ですが、ああする他ないというのはわかります。運転免許を持った今はより強く。それでいてこのご時世、あれほど都会の中で原始的なものはないのではないか。内装においては、きっと現代の科学の結晶が詰まっているであろうに…

いつもながら、癒しを求めて

スロヴェニア。名前を聞いて、その場所がわかるでしょうか。リュブリャナ。この国の首都。僕は先生が、この音を口にするのを聞いたことがない、はずです。初耳だ、と思いました。イタリアの東。ビッグネームのチカラを借りれば、あの辺か、とわかってもらえ…

規則正しい生活と感受性

ヴェネチアの朝は遅い。数少ない開店しているカフェでコーヒーとクロワッサン、1日のはじまり。寝起きは脳が働くゴールデンタイム。お釣りが10ユーロ少なかったことにしっかり気がつく。肌寒い気温に対して、日向ぼっこの対抗策。広場のベンチに座って、他…

ヨーロッパの花束

朝早くのバスに乗るため、前日の食中毒らしきものの吐き気を残したまま歩く。バックパックを背負って、30分ほどの道を。僕が確実に毎日していると言えること。世界のどこかをもらった足2本で歩いている。そして清潔、不潔のバリエーションは豊富ながらベッ…

天国と地獄

ローマ2日目。この日はイタリアにいながら、新しい国。世界で一番小さい国家、バチカン市国に行ってきました。集めた情報から、予約等していない場合、相当並ぶ必要があるらしい。ここ最近は早起きの毎日です。ドミトリーは8時、場所によっては10時ごろまで…

Italy! WHOOOO!!

LCCとは言え、座席にポケットすらついていないのは初めてでした。安いから文句は言えないけれど、色調がもう安さ丸出し。もっとシンプルにすれば、マシに見えそうなものです。濃い青、ネービーと黄色の組み合わせ。100均で売っている安い工具みたい。機内で…

やって来ました、神話の国

イスタンブールを夜9時に出発したバス。運転手を含め、フロントではおじさん3人組が一晩中談笑していました。ここでもそれなりに荒々しい運転が繰り広げられるながら、途中1人が孫らしき子供を相手にビデオ電話をはじめ、ハンドルを操作しながらそれに参加…

東西に架ける橋

つい先日までインドにいた僕にとっては、イスタンブールは「なんて綺麗なんだ」。踏んでブルーになるようなものも落ちていない。野良犬にさえ品を感じる。一定の秩序がある。人に助けを求めると、丁寧に手を差し伸べてくれる。そんな環境ながら、近年テロが…

インドは広かった、大きかった

晴れ間が見えてきた。無数の水滴が光を浴びて光る。雨が降りました。何ら不思議なことではないけれど、僕にとっては2017年初めての雨。もう気がつけば4月にいて、単純計算100日以上、10ヶ国の違った大地にいながら、無縁のものになっていた。ご無沙汰です。…

あなたへと続く道

同じゲストハウスに宿泊しているお姉さんの腕にタトゥー発見。これ自体は珍しいことでもなく、むしろ当たり前のような光景。掘られているものは、遠くからだと、一見「人」という文字が隣り合わせに4つ並んでいるよう。わかる人ならわかる。アビーロードを…

空を見上げれば

ジョイプールのホテルで予約し、6時ごろと言われていた電車は実際には5時20分発だった。起きられないかもしれない不安は、眠りを妨げ、自ら起床の難易度を上げていく。我慢比べ。高校時代の友人、旅で出会った人、松本人志というまさに夢でしかありえない組…

ブルー・シティー

ジャイプールからジョードプル。ピンクから青。より西へ進んだ僕は、夕方ごろに宿に到着。インドのホステルには、よく壁に旅行者が落書きをしてあります。宿側も公認で、様々な言語、国籍の人たちにより時にはクサイ人生訓が、時には面白くもないオラオラし…

ピンク・シティー

西遊記よろしく、僕はインドを西へ進み続ける。これまでは誰しもが聞き覚えがあるような街を辿ってきました。自分としてもアグラまでは予め行くことは必然として決めてあった。その先になると選択肢は南北西へと広がっていたのですが、南はインド人にも暑い…

恋してる、いつだって

忘れられません。最近は目を瞑ると、平らな大地が地平線まで続く風景、瞼の裏にくっ付いて離れない。そこに隙間なく並んだ大きなお皿、盛られた数々の日本食。これは初期から繰り返し言い続けていることですが、変化もあります。追求していけばいくほど、答…

サバイブ!

暖かい陽気のバラナシ。たまに曇るようなことがあると、春のように優しく包み込む風が吹く。こうなると時間など関係なく四六時中眠気に襲われる。もう何をする気もなくなって、ガンガーのほとりでただそれを眺めていたりする。穏やかな流れは、どちらに進ん…

死と煙

電車は予定より3時間ほど遅れて到着した。3段ベッドの中段で、その環境にしては十分と言える睡眠をとり、コルカタの駅で買っておいた菓子パンを頰張る。スピリチャルなインドのイメージに、バラナシは大きな働きをしている。「豊饒の海」の執筆のため、この…

人口爆発とはこのことか

インドの価格設定に慣れてきました。わかればわかるほど不思議に思えてきます。一番大事な食事代。基本的に屋台で食事を摂れば、その中でも場所によって差はあれど30ルピー〜高くても80(約140円)というところで食べられます。水1lは今の所どこで買っても20ル…

ハッピー・ホーリー

前日はほとんど寝ただけで終わってしまい、実質これが初日です。ベッドは快眠を取らせてくれて、気持ちのいい目覚め。ドミトリーは他の客が爆睡中、居場所もなく出かけることに。コルカタ、僕が習った時はカルカッタでしたが、やはりイギリスの植民地だった…

僕はインドに立っているよ

直前で一度落とされる経験をしたからか、入国審査を済ませることができた喜びはひとしお。真っ先にチェックインを済ませたっぷりある時間。たまたま同じ時間帯に成田行きの便があり、日本人の方がたくさんいる。僕は壁際の椅子に座って、そこを通るアジア人…

出発から100日ですって

いつの間にか、出発から100日を超えました。まだそんなものか、もうそんなたったのか、様々だと思いますが、カンボジアに向かうバスの中で暇つぶしに記憶を辿ってみる。それが正しければ、これまで32箇所の宿を使ったことがわかりました。深夜バス、寝台列車…

ちょっと泣いてもいいですか?(下・インドのはずでした)

そんな最終日の夜も、ここには入れ替わり日本人がやってくる。新たにやって来た5人ほどと知り合い、最初は日本人とは思ってもらえてなかったようですが、夕食を食べに行くことになりました。カレーを食べながら、少し会いすぎた日本人も、この先合わなくなれ…

ちょっと泣いてもいいですか?(中・こんにちはカンボジア)

不安だった7時起きも、なんとか間に合っていざベンメリア。場所も知らなかった僕はトゥクトゥクに乗って、すぐに着くと思っていたのですが、これが遠い。なんと片道50km以上。それが1人15ドルというのだからなんとも優しい世界。排気ガスで塗れた空気に、目…

ちょっと泣いてもいいですか?(上・さよならタイランド)

前日はしゃぎすぎたのがたたって、起きるとすでに10時を回っている。この時間にはすでに暑いタイバンコク。カオサン通りに向かう予定だったのですが、いまいち気持ちが上がらない。とりあえずご飯と翌日カンボジアへ向かうバスのチケットを求めて、宿を出た…

コンクリートジャングル

昼過ぎに宿を出てバンコクへ行くバンを探す。ホステルの従業員が教えてくれた場所(セブンイレブンの前)に行ってみたものの、それらしいものは見当たらない。ここでは5分も歩けばセブンイレブンが1つはあるから、他の店舗のことだったのか。近頃はなかった、…

お尻が大きくても白パンを履ける勇気が僕にあったなら

チェンマイからアユタヤに向かうため駅に向かい、チケットオフィスに並んでいました。こういう場所で、おばさんという存在が必要以上に手間取り、後ろの人間にじれったい思いをさせるのは万国共通なようです。磨かれていると思った忍耐力もまだまだ、今回の…

少年時代への巡礼

今僕が泊まっているホステル。部屋は入ると縦長で、両サイドに3つずつベッドが並んでいます。ドアにに近い2つのベッドは、やたらとフ○ックを連呼するお姉さん2人組が使っている。朝起きてトイレに向かった時、彼女たちはまだ寝ていました。その寝姿が、うつ…

「微笑みの国」から

このところ食べているものの中に虫を発見することがよくあります。特にスープ系の料理には、それこそ付き物のように。いつまでかの自分なら、発見した後は嫌になって残したかもしれない。今の僕は気にせず完食できるんです。それを喜びはじめたら、ただの変…

あの日と同じメコン川

備えあれば憂いなしとはよく言ったものですが、あまりの物質的な備えは起こるかもしれない事態を暗示しているようで、気持ちの上に重力を強めます。例えば、船の座席にむき出しのまま備えられた救命胴衣。人は川や海を前にして、船を彫ることを覚えた。詳し…

ルアンパバーンはいいところ

ルアンパバーン1日目。朝から周っても周りきれないお寺へ。お寺の名前は省かせてもらいます。大事なところかもしれませんが、来ればわかります、いくらでもあるし歩いていける。ビエンチャンと特に様式が変わるわけではありません。ただこの地域はラオ族では…

流れ、流され、10カ国

出発してからの日々。僕はとても長く、今までのどの期間よりも長いように感じています。それは友人に連絡を取るとよく伝えることの一つ。ある人は言いった。いいことだ。それだけ濃い時間を過ごしているということだね。またある人は、それは良くないんじゃ…

3畳半じゃ狭すぎる

ベトナム最後の王朝が都を構えてたフエ。広い幅、豊富な水量を湛えたperfume riverのほとりにある王宮跡。対岸にある宿に泊まっていた僕は起床後、宿泊費に含まれた朝食を食べる。パンケーキとはいうものの、何でも米で作るベトナム人。これもたぶんお米でで…

長時間の電車がクセになる

6日間のホーチミン滞在を終え、向かうわベトナム最後の王朝が都を構えた街フエ。バスという選択肢もあったものの、選んだのは今再びの電車行。トータル24時間、寝台車もありましたがこの国ならある程度のクォリティーを望めるのではないかと普通席にする。4…

3年連続3回目

ベストナインみたいになりました。ベトナムのホーチミン3回目。2年前、はじめて日本を離れていったのがこの国、この街でした。一昨年も、去年も、この2月に。日本の寒い時期に、この暖かさは現実味がなくて、それでいて嬉しかった。今年も同じように、寒かっ…

Do you have a weapon?

イスラエルからの帰路は平穏に。出国場に入る前、IDチェックのためにバスに乗ってきた金髪美女のお姉さんに言われた一言。「いや、持ってないです」ただ非日常、人生で初めてもらった質問に、それも綺麗な人からという状況が笑えて。「はい、ここにマグナム…

あなたの夜空は何色ですか?

「東京の夜空は黒くない」カイロで出会った佐賀から上京したという女性が言っていたのを思い出しました。言われた時に少しはっとして、改めて東京の夜空を思ってみた。消えないあかりに照らされて、本当の色はわからない。それが僕たちの暮らす街、東京。ず…

壁に囲まれた特別な空間で

畳。恋しくなりました。代わりになるようなものも思いつかないので、これは帰ったら大いに満喫するしかありません。いざそこに座ったらきっと行為に主眼が置かれて、床の材質なんてすぐに忘れそうです。それでもこんな状況にいると、畳の匂いを何時間も嗅い…

この頭痛は、きっと歴史のせいだ

イスラエルのエルサレムにやってきました。たまのアラームを今日はしっかりセットして、7時発のバスに遅れないようにタクシーへ。当日で10JODのチケットを購入、近くでパンとコーヒーを買って乗車。ヨルダンのコーヒーは生姜が効いていて、温まるのか、冷え…

オンザルーフ 〜日向ぼっこ〜

たとえ離れたところにいても、激しい雨に打たれていることを知れば、どうにか僕の傘を届けたいと思えるそんな人。力いっぱいに投げたその傘は、手にとる頃にはきっとボロボロで。嵐の中で使うには小さすぎるかも知れませんが、よかったら使ってください。冷…

他の誰も知らないものを失った人は何も失っていない

エジプトで知り合った人がFacebookに書いていたアラビア語はたぶんこんな感じの意味で。いい言葉だと思ったのでタイトルに。下手をこきました。ペトラからアンマンに向かうバスにカメラや充電器の入ったバッグを置いてきた2月1日。何より痛いのは、たくさん…

二十二歳の肖像

歳を一つ重ねまして。「今日から〜する」などと力んだことは考えなくなりました。1日で変わることなんて決してないから。少し歳をとった。それでもせっかくだから何かしらのことはしたいと思いまして、昨日のハードスケジュールを経てペトラに来たわけです。…

紅海の上で考える

次なる国、ヨルダンへ向かう船の上から。他にやることのない4時間でエジプトの所感をまとめてみます。とは言っても半分は気づいたら寝ていました。それなりに清潔感もあり、酔うことはない。ディープ・ブルー・ダイバーズ・ホステルで一緒に滞在していた方と…

はじまりのおわり

更新できておらず、突然ですが本日2ヶ月滞在したアフリカ大陸を去ります。なんでしょうか、1番の目的地ケニアを後にしてから少し燃え尽き症候群みたいになっていてなかなか書けず。それでも22日から1週間過ごしたエジプトは、エネルギーがあり、とても楽しい…

ミイラさん、こんにちはー

ラクダに一生懸命にしがみつき続けた翌日は筋肉痛が激しくて。それでも、少し行けば世界遺産が待っているのがエジプトです。あの有名なツタンカーメンの黄金マスクも、宿から15分ほど歩いたエジプト考古学博物館にある。昼前まで1日の予定を考えて、その博物…

メトロに乗って、ラクダに乗って

前日は9時ごろベッドに入って、9時に起きました。遅い時間の飛行機でほとんど寝られていなかったから。エジプトのホステルは安い上に朝食付きが多いから、それだけで満足感が強い。パンとイチゴジャム、チーズにヨーグルト、バナナ。バナナはきっと世界のど…

短かった夏がいけば

ひさしぶりの機内から見る風景。そこには砂漠が広がっていました。今までとはまったく違った眺めに、あらためて地球のおもしろさを想う。カイロ国際空港が近づいてくると、そこにはいくつもの煙突が並んでいて。そこから吐き出される何本もの煙はさながら雲…

グッドバイ

ドナルド・トランプが大統領に就任した金曜日。これから彼が何かをしてくれるたびに思い出すでしょう、僕はケニアにいた。学校が最後だったこの日、最終日だというのに2日酔いで起きないエリックをおいて。飲み会一回ぶんくらいの値段で、ピザを買っていきま…

僕は日本人

子供達が制服の着方をとやかく指導されている傍で、自分の格好をみると申し訳なくなる。砂埃にまみれて、裾の破け始めたデニム。「お前、それ今週毎日着てない?」というシャツ。1ヶ月近く手をつけてない髭。遊ばれる日々に、薄くなる髪。誰よりも風態に問題…

再出発へのカウントダウン

もうあと少ししかないと思うとミスユーという気持ちも働きますが、正直安心感も小さいものではありません。教えることの大変さはかなりこたえます。たまにはそれくらい神経の使うことをした方が、後々いいような気もしますが。またしばらくさすらいたい。教…

1月18日

2016年1月18日。皆さんは憶えているでしょうか。この日東京では雪が降り、朝起きたら一面の銀世界になっていたこと。普段は憧れもいだく雪ですが、いざそれに包まれると不便なことばかり。学校のテストのために家を出た頃には雨に変わっていたので、苦労しな…

おくりもの

日曜日、どこかへ行きたくなったのでマタトゥに乗って。意図していた行き先とは違うところに連れていかれたので、しょうがなく降りて歩く。この日は久しぶりに靴を履いていました。施設はただ立っていても汚れるようなところなので、平日はいつもサンダルで…